すきま風が入る和室と縁側の改修工事

2011/05/27

奥出雲町のA様邸
アルミ建具は鍵がかからず、すきまが開いており、窓からのすきま風が入り寒くて仕方ないと、ガムテープなどですきまを塞いでおられました。また、和室の壁が古くて見た目が気になり、和室と縁側の段差が大きすぎることに不便を感じているとの理由から改修工事となりました。

リフォーム前鍵が閉まらないのも、すきまが開くのも、原因は沈下によるものでした。

通し柱(1階から2階に通っている柱)が石の上に直接のっているため、建物の荷重が石にかかり、徐々に沈下していった為におきた現象です(昔の建物にはよくある事です)

沈下のために、8畳の和室の長さだけで、高低差が5cmもあり、これでは水平、垂直が保たれませんので、すきまができてしまいます。

全体の予算が決まっていますので、出来るだけお金をかけずに最善の方法を・・・
通し柱をジャッキアップし、既存の石を撤去し、沈下防止の新たな基礎を設けました。
今回の工事の最大のポイントでした。
さあ、これで造作に入れます。

縁側と和室は6cmの段差がありましたが、バリアフリーとしました。
床組み 床組み

気密性をよくするために、今まで、アルミ建具が立っていた場所には、ペアガラスサッシをご提案しました。
捨てるにはもったいないとのお客様のご要望で、アルミ建具はカットして、木製建具と入れ替えて再利用しました。
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こんな天気の最中でも着々と工事は進んでいきます。
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ふるい壁材は下地まで落として、新たな壁を仕上げるための下塗りをした所です。
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完成!

和室の壁、床の間は新たに塗りました(じゅらく)
緑色はもちろん、お客様の好みです^^
和室の畳は新畳にし、既存の畳は2階のお部屋に再利用しました。
縁側は温かみのある、ひのきの無垢材。

リフォーム後
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縁側 リフォーム
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大きな高低差の問題や気密性の問題、そして古くなった壁。
予算の中で、出来るだけの最善を尽くす。
工事が終わる頃には暖かな日差しがお客様の笑顔と一緒に包んでくれました。
A様ありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願いいたします。
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