鳥取西部地震の影響か、それ以前からかわかりませんが、土蔵の外壁に多数のひび割れと、めくれがありました。
正面の庇屋根の柱も傾いていました。
外壁の下側は、モルタルが塗ってありましたが、ひび割れめくれ部分から、徐々に下地の風化が進んでします。
外壁の下側は、杉板の掛戸(腰板)とし、上部の壁はシックイ仕上げとしました。
最上部のハチマキ部分は、部分補修後、漆喰調の塗装仕上げとしました。
傾いた柱も新しく交換しました。
杉板の塗装の色も、既存の母屋(おもや)とのバランスを考えて決定。白いシックイの壁と板のコントラストがいい感じになりました。
この度のリフォームで、『龍』の紋を作りました。
外壁の足場工事の方にも、『いい紋ですね!写真撮られてください』と言われたとお客様に聞きました。なかなか、立体的でいいでしょ!!
お客様も『綺麗になった♪』と、とても喜んでいただきました。土蔵は、手間暇をかけて作られています。
一般の建物に比べて、修繕費用も多くかかりますが、ご予算の中で出来る最善の施工方法で、ご提案させていただきました。